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カセットテープがワカメになっちゃった?!

平成初期から21世紀の現在までになくなったもの必要がなくなったものというのが結構あると思います。

 

もう使わなくなってしまったもの、またはそれが必要なくなったがために失われてしまった習慣。

 

大事ではないし今の時代では必要ないものであればなくなってもしょうがないけれど

 

思い出すとくすっと懐かしい習慣が結構あるものですよね。

 

平成の時代、私は音楽が大好きでした。たぶん私だけでなく多くの日本人がCDをコレクションしていたのではないでしょうか。

 

当時は8センチのシングルCDと12センチのアルバムという風に規格されていました。

 

どこの町にもCD屋さんがあり私はいつも胸をときめかせて行っていました。そんなCDを子供だった私は一生懸命お小遣いを貯めて買ったものでした

 

しかしCDはシングルで1000円、アルバムは3000円となかなか高額でした。

 

そういう時は、テープに録音するというのが平成っ子の定番でした。

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1998年発売のSONYのカセットテープ


当時はどこの家にもCDラジカセまたはCDコンポなるものがあり、CDを入れて聞くこともできるし、テープを聞くこともラジオも聞くことができました。

 

テープは聞くだけでなく録音機能もありCDの音をテープに録音することができたのです。

友達からCDを貸し借りしテープに録音、またはレンタルビデオ屋でCDをレンタルしそれを録音し録音したらテープで聞く、そんな習慣が平成の初期にはありました。主に90年代の時代だと思います。しかし、そんな習慣も静かに失われていきました。

 

90年代の後半にはMDなるものが発売されたり、また2000年代に入り音楽の人気も徐々に低迷していき、YOUTUBEなどがでてきたり音楽配信サービスなどの台頭でCDの売り上げが低迷したりと、気が付けばCDさえも買わない時代になっていました。

 

90年代のカセットテープのコマーシャルはなかなかかっこいいものが多く、安室奈美恵などが採用されていました。かなりお金のかかったコマーシャルだったと記憶しています。それだけ音楽に関する産業が巨大なマーケットだったのかもしれません。

 

カセットテープというのはCDと違い巻き戻しや早送りに少し時間がかかるという不便さがありました。ボタンを押し聞きたい曲まで早送りしたりすべて聞き終わったら巻き戻すか裏返しにして続きを聞いたり、ある程度の ”動作” が必要でした。

 

あんまり聞きすぎるとテープがよれよれになってきてテープがぐしゃっとこんがらがることもありましたね。そうなるとそれまでのように良質な音で聞くことが難しくなり嘆いたものでした。

 

「ああ、テープがワカメになっちゃった~」

 

とか

 

間違って録音さてるテープに重ねて録音しないように

 

「録音終わったら爪おっといてー!おってもティッシュ詰めればまた録音できるから~」

 

とかこんな会話しませんでしたか?(笑)

 

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いろんなのがありました